アクションラーニングとは、"現場での現実的な問題を検討し、その解決策を実践する"という一連の流れにおいて、行動(アクション)を起こしながら、プロセスの中で学習効果を得ることを意味します。
「学習する組織」を構築するための方法論として、注目されています。
アクションラーニングの思想は、1900年代の初頭、アメリカの哲学者ジョン・デューイの教育理念に端を発していると言われています。
当時、アメリカで主流の教育手法は、学問の基礎を教える事に重点を置いた「学問中心主義」でした。
それをデューイは批判し、社会や生活との関連を重視した教育がされるべきと訴え、生活の中での実践が必要であるとしました。
また、「反省的思考論」のなかでは、問題解決のプロセスを次の5段階で示しました。
①問題を感じ取る
②問題の所在をつきとめる
③注意深く調べる
④問題解決のための計画を立てる
⑤実践によって確かめる
アクションラーニングは、言葉の通り、アクション(行動)の中で学習することを意味しており、理論中心の講義に見られるような学習内容と現実問題とのギャップを解消し、経験を通して行動の変化を促すことを目指しています。
つまり、学ぶ側にとっては、覚えるべきことでなく行動すべき対象を与えるという発想をとり、あくまで現実的な問題とリンクしていること、試行錯誤の経験をさせること、そのプロセスについて反省・検証を行うことが、アクションラーニングに必要な条件として挙げられています。
アクションラーニングの組織内での実践例としては、各部門から横断的に多様なメンバーを選んでプロジェクトを編成し、具体的な経営課題に取り組む、というスタイルがあります。
このように、新しい知識を創出し、それらを現場で活用することで、行動の変革が生まれる。
そして、これらを繰り返すことで、「学習する組織」の構築につながると期待されています。
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